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お子さんの「口臭」が気になっていませんか?

子供の口

口臭があるのは、大人だけではありません。
意外に思われるかもしれませんが、お子さんのお口のにおいが気になっている親御さんは結構いらっしゃるのです。
子どもにも口臭はあるものと考えておきましょう。ただし、大人の口臭とは異なる点があることを理解しておかなければなりません。

今回は、子どもの口臭の原因や対策方法についてご紹介します。
においというのは非常にデリケートな問題でもありますから、子どもの口臭には保護者の方の理解が不可欠です。
正しい知識を身につけてお子さんを傷つけないように対策をしていきましょう。

子どもの口臭との向き合い方

口臭は本人は気づかないことが多い

子ども同士は顔を接近して遊ぶ機会が多いので、自分で口臭に気づく前に友達に指摘されることが多いのです。しかも、子どもは思ったことをはっきりと言葉にしてしまうことがあり、ストレートに「くさい」といわれて深く傷ついてしまうこともあります。
においが原因でいじめの対象になる可能性もゼロとはいえません。
口臭があることによってお子さんが嫌な経験をしないように、早めに対処してあげましょう。

親御さんの正しい理解と対処がポイント

また、本当は気にするほどの口臭ではないにもかかわらず、親御さんが敏感になりすぎているケースも少なくありません。
過度に心配することも、お子さんの心を傷つけてしまうので注意が必要です。

大人でも自分のにおいのことをいわれるのは恥ずかしいものですよね。
ましてや、まだ繊細な心をもつ子どもには耐え難いストレスとなる可能性があります。
あまり口うるさくいいすぎると、深く傷ついて心を閉ざしてしまうかもしれません。

まずは保護者の方が口臭について正しい知識を身につけて、お子さんと一緒に適切に口臭を予防できるようにしていくこと。
そしてお子さんに口臭の話をするときには、ぜひ思いやりの気持ちを忘れないように心がけて頂きたいと思います。

子どもの口臭の種類や原因について

子どもの口臭のタイプについて

ひとくちに口臭とはいっても、いろいろなタイプがあります

  • 一日を通してにおっている
  • 体調を崩しているときに限ってにおう
  • ときどきにおいが気になる
  • 3歳~6歳くらいになって急に口臭がするようになった
  • 思春期になってからの口臭が発生し始めた など

上記のようなパターンがあげられるでしょう。まずは、どのようなタイミングで口臭が気になるようになったかなど、原因を考えてみることが重要です。

子どもの口臭の主な原因とは

歯みがき不足

歯みがきをしっかりしていないと虫歯や歯周病になり、そこから口臭が発生することがあります。
虫歯予防のケアをきちんとして、それでも虫歯ができてしまった場合はすぐに歯医者さんで治療しましょう。毎日の正しい歯みがき習慣も口臭予防になるのです。
親御さんが適切にお子さんの歯のケアについてフォローをしてあげましょう。

口呼吸

口で呼吸する癖がついていると常にお口が開いていますから、口内に菌が侵入しやすい状態になっています。これも、虫歯や歯周病の原因となるので注意が必要です。
またお口の中が乾燥してしまい、菌が繁殖しやすい環境にもなります。

噛む回数が少ない

食事の際にほとんど噛まない子どもが増えています。噛まずに食事をすると、唾液が十分に分泌されません。唾液によって歯周病菌が洗浄されなくなってしまうので、歯周病になるリスクが高まります。
歯周病と口臭の予防のためにも、よく噛んで食べることが大切です。

免疫力の低下

風邪などの病気で免疫力が低下すると、口臭が起こりやすいことがわかっています。
また、精神的なストレスも唾液の分泌を減らして、お口のにおいが気になる原因となるでしょう。ある日突然、お子さんの口臭が気になったら、体調や精神状態に問題がないか気にかけてあげてください。

マウスウォッシュの使いすぎ

口臭が強いようならマウスウォッシュを用いたうがいも有効です。
しかし、あまりひんぱんに使いすぎると、唾液の量が減ってしまい逆効果になる恐れもあります。
口臭がそれほどひどくなければ、水やお茶でうがいするだけでも十分な効果が見込めます。

子どもの口臭の対策について

口臭が気になるときには受診する

口臭外来で診断してもらう

気にするほどの口臭かどうかの判断は難しいものです。
お子さんの口臭を気にしすぎるあまり、親御さんはほんの少しのにおいにも敏感になりやすいので、歯医者さんに客観的に診断してもらうとよいでしょう。

歯医者さんによっては、口臭外来を設置しているところもあります。
口臭の程度を確認するだけでなく、どのような対策をしていく必要があるのか、歯医者さんからアドバイスを受けることをおすすめします。

親子揃っての受診を

子どもの口臭を治すためには、家族が一丸となって取り組みたいものです。
とはいえ、お子さんにプレッシャーやストレスを与えてはいけません。
家族全員で口臭に関しての正しい知識を共有し、理解し合うことが大切なのです。
口臭のことを歯医者さんに相談する際には親子揃って受診することをおすすめしております。

病院を受診したほうがよいケースとは?

子どもの口臭の原因はさまざまです。
虫歯や歯周病のほかにも、ストレスやなんらかの病気が関係していることだってあるのです。
口臭が急に強くなって長期にわたって続いているようであれば、耳鼻科で一度検査を受けたほうがよいでしょう。
呼吸器系の病気が疑われる場合もあるので、必要に応じて小児科などを受診することも大切です。

家庭でできる口臭ケア

ダラダラ食べをやめさせる

口臭を予防するためには、お口の中をできる限り清潔に保たなければなりません。
おやつなどをダラダラと口にする習慣はなくしましょう。
食事やおやつは決まった時間に食べるように決めると良いでしょう。

歯みがき習慣をつける

歯みがきをしないとお口の中には食べかすや死んだ細菌、はがれた粘膜などでできた歯垢が溜まっていきます。
この歯垢が分解されるときにひどい悪臭が発生するのです。
歯垢を溜めないためには、食事をしたらすぐに歯みがきをすることが大切です。
また、お子さんが自分でするとどうしても磨き残してしまいますから、夜寝る前の1度だけでも親御さんが丁寧に仕上げ磨きをしてあげると良いでしょう。

口呼吸をなおす

口呼吸をしていると乾燥した空気がお口の中に入り込んで唾液の量が減ってしまいます。
お口を開けないように、常に鼻で呼吸することを覚えさせましょう。
ただし、鼻がつまっているなどなにか原因があって口呼吸になっている可能性も考えられます。
まずは耳鼻科を受診して問題がないか調べてもらうと良いでしょう。

こまめに水分を摂取

十分な量の唾液を分泌するためには、こまめな水分補給が欠かせません。
1日に1.2リットル~1.5リットルほどの水分を摂取することが推奨されています。
特に寝起きにはお口の中が乾燥しています。
朝起きたら歯みがきかうがいをしてから、適度に水分をとることもおすすめです。

まとめ

口臭というのは大人にとっても子どもにとってもデリケートな問題ですので、何よりもお子さんの気持ちを第一に考えながら、しっかりとケアをしてあげられるかどうかがポイントとなります。

口臭が原因で友達との関係に問題が起きてしまうと、そのあとの人生に大きく影響することだってあり得ます。
過剰に気にする必要もありませんが、親御さんとしては正しい知識を身につけて適切な対処をできるようにしておくと安心です。

心斎橋より徒歩6分・松屋町駅より徒歩4分・長堀橋駅より徒歩2分の歯医者・あい歯科では、 お子さんのお口周りでお困りの保護者の方からも様々なご相談実績があります。口臭についてもお子さんの症状や年齢にも合わせた診療を行なっておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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口臭治療
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歯医者に連れて行くときに気をつけたい4つのこと

子どもを歯医者に連れて行くときに、何より大事なことは「歯医者に行く心の準備をさせる」ということです。「虫歯を放っておくと怖いことになること」「治療の必要性」「パパやママでは治せないこと」このようなことを、子どもにわかりやすく説明すると、虫歯の治療に対する心構えができ、治療をスムーズに行うことができるようになります。
【その1】うそを言わない

子どもにうそをついて連れて行くママ(パパ)は多いようで、「日本小児歯科学会」でも、「なるべく嘘をついて連れてこないようにして下さい。かえって嫌がる原因になります。」とアナウンスしているほどです。「今日は見るだけ」「絶対に痛くないから」と子どもを歯医者に連れて行くために、うそを言った場合、子どもは「だまされた」と思ってしまいます。そうなると、歯医者やママ、パパが信頼できなくなり、「歯医者に行きたくない」と思ってしまいます。
【その2】歯医者を恐怖の対象として利用しない

子どもが悪いことをしたとき、わがままを言ったときに「歯医者さんに連れて行くよ!」と言って叱ったりしないようにしましょう。子どもは「歯医者さんは怖いことをする場所」として認識するようになってしまいます。
【その3】子どもの生活ペースを考える

3~5才くらいになると、子どもの生活ペースというものができてくるものです。「昼寝の時間を避ける」「午前中に連れて行く」「空腹の時は避ける」といった、子どもの生活ペースに沿って連れて行きましょう。「日本小児歯科学会」では、午前中に連れて行くことを推奨しています。
【その4】ママ(パパ)がリラックスすること

子どもが治療をするときには、ママ(パパ)が、ゆったりと構えておくことが、子どもの緊張を和らげることにつながります。「歯の治療なんて全然平気」という心持ちでいてあげてください。
親子でいっしょに

他にもママ(パパ)が虫歯の治療が必要な場合には、子どもと一緒に治療をするのもいいでしょう。子どもと同じ体験や話題を共有することができるので、親子間のコミュニケーションも深まるうえに、より子どもが歯医者さんに行きやすくなります。
「歯の治療をしなければいけない」という意識を高めることもでき、スムーズな治療につながるというメリットもあります。さらに、ママ(パパ)にとっても、治療を途中でやめるという言い訳ができなくなり、虫歯の悩みを解消できるきっかけになるのではないでしょうか?

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