『仮歯』ときいてイメージできるでしょうか?
歯科医院に通ったことのある人であればなんとなくイメージできるかもしれませんね。歯医者さんにあまり通ったことのない若い方はピンと来ないかもしれません。
じつは年々仮歯は使用頻度が増えています。
被せ物や詰め物など人工歯を入れるにあたって現在は入れないことのほうが少ないかもしれません。
それに応じて、仮歯の素材も進化していっています。
とくに近年は『セラミック治療』『矯正治療』『審美歯科治療』など、美しさを求める治療が増えてきており、その治療過程において、、仮歯を先んじて入れておくと、
完成する仕上がりのイメージ、完成する歯の色のイメージ、完成する歯の形や見た目のイメージ、噛みやすさのイメージ、、使いやすさのイメージ
がビジュアルと間隔の双方からわかるため、治療の失敗が圧倒的に少なくなります。
とくに審美歯科やセラミック治療をするにあたって仮歯を入れてみると、
最初は 目的は『綺麗になりたい』と漠然とした目標だったものが
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
前歯の長さはもう少し出したい(ひっこめたい)
笑ったときにもう少し歯が見えるようにしたい(見えないようにしたい)
色はこの色がいい
友人に相談したらこうしたらよいと言われた
前歯の長さはもう少し出したい(ひっこめたい)
笑ったときにもう少し歯が見えるようにしたい(見えないようにしたい)
色はこんな色がいい
他の歯も気になるからマウスピース矯正やほかの歯のセラミック治療も検討したい
他の銀歯が気になる
残っている自分の歯の色が気になるのでホワイトニングもしたい
この人みたいな歯並びになりたい
などなど、詳細な希望、伝えきれなかった希望、目的に沿った希望
が次々出てくるようになり、施術者(担当歯医者さん)も具体的に患者様に目標があるので治療方法の提案や見積もりも非常にしやすくなります。
こう考えると、仮歯って非常に重要なことがわかります。
一口に『綺麗な歯』といっても
その人、個人個人によって、もしくは性別や職業、活動時間帯によって
大きく異なってきます。
もっと言えば万人すべてが一様に『綺麗』という歯並びはないのかもしれません。
その人にあった『綺麗』をお届けしたいと思います。
仮歯の作り方
詰め物や被せを作るためには歯を成型し、型どりをし製作する必要がありますが、
前歯など歯を成型したままでは見た目が著しく悪くなってしまうため、本制作物ができるまでの間に使用する仮歯が必要となります。
仮歯の作り方
①歯を成型します
②即時重合レジン(仮歯の素材)の原料である液と粉を混ぜ合わせ歯に圧接します
5分ほど圧接すると硬化するので取り外します。
再度即時重合レジンを内面に添加し、圧接します。
2回行うことでより内面の適合性が増します。
③タービンで削って外形を整えます
前歯の仮歯の場合では見た目を仮歯で理想的に整えておくと、本セット物の見本として使用できるため、理想的な歯並びを 作る際には理想的な歯並びになるまで仮歯の成形を繰り返します。
④歯の形が決まったらその仮歯の型を取り、コピーしておきます。
⑤仮付け剤でいつでも外せるように仮付けします
⑥一日目終了
↓ここからが大事なところ↓
お家に一度戻っていただき、仮歯の使い心地・見た目・発音のしやすさを見て
いただきます。
後日来院していただき、不具合や希望を担当歯医者さんに伝えていただきます。それを仮歯に反映し、希望・理想にそった形態になるまで繰り返します。
通常は1-2回でこの作業は終わりますが、強いこだわりをもって歯を入れる方には5-6回程度かかることもしばしばあります。ですが、ここで理想を目指さないと完成品も失敗してしまうので、慎重に作業を進める必要があります。
形が決まったら、あとは型を取って入れるだけ!
いかがでしょうか?
実際に仮歯を入れて好みの形や目標ににどんどん近づいていく様子は、非常に楽しいものがあります。
審美歯科治療(セラミック治療・矯正治療)をする際は
一度仮歯にこだわってみるとよい結果が得られると思います。
長堀橋の歯医者 | あい歯科 長堀橋院
日付: 2018年3月3日 カテゴリ:未分類 and tagged あい歯科 長堀橋院, 長堀橋 インプラント, 長堀橋 ジルコニア, 長堀橋 セラミック, 長堀橋 ホワイトニング, 長堀橋 マウスピース, 長堀橋 歯医者, 長堀橋 歯医者 夜, 長堀橋 歯科, 長堀橋 矯正