保険でできる白いブリッジ
「CAD/CAMブリッジ」が始まりました
目次
奥歯を1本失った方に、
保険の新しい選択肢
令和8年度の診療報酬改定により、歯科の保険診療でCAD/CAMブリッジが使えるようになりました。
これまで、歯を1本失った場合の保険のブリッジ治療では、金属を使ったブリッジが中心でした。
しかし今回、条件を満たす一部の奥歯について、金属を使わない白いブリッジを保険で選べるようになりました。
「銀歯のブリッジは目立つので避けたい」
「インプラントまでは考えていない」
このような方にとって、CAD/CAMブリッジは新しい選択肢になります。
CAD/CAMブリッジとは?
CAD/CAMブリッジとは、コンピューターで設計し、専用の機械で材料を削り出して作るブリッジです。
使用される材料は、簡単にいうとグラスファイバーで補強された白いレジンブロックです。
グラスファイバーは、建築やスポーツ用品などにも使われる補強材で、軽さと強さを両立しやすい素材です。
従来の白いレジン系ブリッジは、製作工程が複雑になりやすい面がありました。
CAD/CAMブリッジでは、ブロックから一体的に削り出すため、デジタル技術を使ってより安定した製作がしやすくなっています。
どの歯に使えるの?
CAD/CAMブリッジは、すべての歯に使えるわけではありません。
現在の主な対象は、第二小臼歯または第一大臼歯が1本欠損している場合の3歯ブリッジです。
わかりやすくいうと、奥歯を1本失った部分に対して、両隣の歯を支えにして、3本分がつながった白いブリッジを入れる治療です。
たとえば、
- 奥歯を1本失っている
- 両隣の歯を支えにできる
- 噛み合わせの条件が合っている
- 歯周病が大きく進行していない
- 強い歯ぎしり・食いしばりのリスクが高すぎない
このような場合に、CAD/CAMブリッジが適応できる可能性があります。
CAD/CAMブリッジの
大きな特徴
保険で白いブリッジを選べる
CAD/CAMブリッジの最大のメリットは、条件を満たせば、保険診療で白いブリッジを選べることです。
これまで白いブリッジを希望する場合、自費のセラミックブリッジやジルコニアブリッジが中心でした。
今回の改定により、費用を抑えながら見た目にも配慮した治療が選びやすくなりました。
金属を使わないメタルフリー治療
CAD/CAMブリッジは金属を使いません。
そのため、銀歯のような金属色が見えにくく、自然な見た目を目指せます。
また、金属アレルギーが心配な方にとっても、メタルフリーの選択肢が増えることは大きなメリットです。
グラスファイバーで補強されている
CAD/CAMブリッジの中には、補強材としてグラスファイバーが入っています。
これは、ブリッジの「芯」のような役割をする部分です。
ただし、この芯材が表面、特に噛む面に露出してしまう設計はできません。
そのため、CAD/CAMブリッジでは、ただ白い材料を削るだけでなく、芯材をどこに通すか、どのくらい厚みを確保するかが非常に重要になります。
歯を削る量や設計に条件がある
CAD/CAMブリッジは、強度を保つために一定以上の厚みが必要です。
小臼歯・大臼歯で必要な削る量や厚みが異なり、噛む面、軸面、マージン部などに細かい設計条件があります。
つまり、CAD/CAMブリッジは「保険で白くできる簡単なブリッジ」というより、材料の特徴を理解して、適切に設計することが大切な治療です。
当院では、噛み合わせ、支えとなる歯の状態、歯ぎしり・食いしばりの有無などを確認したうえで、適応できるかどうかを判断します。
費用の目安
CAD/CAMブリッジは、条件を満たせば保険診療で行えます。
3割負担の場合、CAD/CAMブリッジ本体、材料料、型取り、噛み合わせの記録、装着、接着処理などを含めた目安は、約14,500円前後です。
ただし、実際の費用はお口の状態によって変わります。
支えとなる歯を削る処置、レントゲン、再診料、仮歯、クラウン・ブリッジ維持管理料、虫歯治療、根管治療などが必要な場合は、別途費用がかかります。
そのため、正確な金額は診査後にご説明します。
CAD/CAMブリッジの注意点
CAD/CAMブリッジは便利な治療ですが、万能ではありません。
まず、使える部位が限られています。
すべての奥歯、すべての欠損に使えるわけではありません。
また、ブリッジ治療では、失った歯の両隣の歯を支えとして使うため、支えとなる歯を削る必要があります。
さらに、噛む力が非常に強い方、歯ぎしりや食いしばりが強い方、歯周病で支えの歯が弱っている方では、適応が難しい場合があります。
見た目は白くできますが、セラミックやジルコニアとまったく同じ透明感・強度・汚れにくさではありません。
より自然な色、長期的な審美性、強度を重視する方には、自費のセラミックブリッジやジルコニアブリッジが適していることもあります。
CAD/CAMブリッジは
こんな方におすすめです
- 奥歯を1本失っている
- 銀歯のブリッジを避けたい
- 保険で白いブリッジを入れたい
- インプラント手術には抵抗がある
- 入れ歯ではなく固定式の歯を入れたい
- 金属を使わない治療に興味がある
- 費用を抑えながら見た目も改善したい
このような方は、CAD/CAMブリッジが適応できる可能性があります。
治療の流れ
まず、レントゲン撮影や口腔内診査を行い、欠損部位、支えとなる歯、歯ぐき、噛み合わせを確認します。
そのうえで、CAD/CAMブリッジが保険で適応できるかどうかを診断します。
適応可能な場合は、支えとなる歯の形を整え、型取りを行います。
その後、歯科技工所でCAD/CAMシステムを使ってブリッジを製作し、完成後にお口の中で装着・噛み合わせ調整を行います。
装着後は、ブリッジの下に汚れがたまりやすいため、定期検診とクリーニングが重要です。
保険でできる
CAD/CAMブリッジのよくある質問
Q. CAD/CAMブリッジは
誰でも保険でできますか?
いいえ。適応できる歯の場所や噛み合わせの条件があります。
お口の状態を確認したうえで、保険で可能かどうかを判断します。
Q. 銀歯ではなく
白い歯になりますか?
はい。金属を使わない白い材料で作るため、銀歯のような見た目にはなりません。
ただし、セラミックやジルコニアのような透明感とは異なります。
Q. インプラントと
どちらがよいですか?
インプラントは両隣の歯を削らずに治療できるメリットがありますが、外科手術が必要で自費診療になります。
CAD/CAMブリッジは両隣の歯を削る必要がありますが、条件が合えば保険で固定式の白い歯を入れられます。
Q. 割れることはありますか?
強い歯ぎしりや食いしばりがある場合、破損リスクが高くなることがあります。
必要に応じてナイトガードをご提案することもあります。
長堀橋・心斎橋で
保険の白いブリッジをご希望の方へ
あい歯科長堀橋院では、保険診療のCAD/CAMブリッジをはじめ、メタルフリー治療、セラミック治療、ジルコニア治療にも対応しています。
歯を失ったまま放置すると、隣の歯が倒れてきたり、反対側の歯が伸びてきたり、噛み合わせが崩れたりすることがあります。
長堀橋・心斎橋・松屋町・堺筋本町周辺で、
- 歯が抜けたままになっている
- 銀歯ではなく白いブリッジにしたい
- 保険で白いブリッジができるか知りたい
- インプラント以外の方法を相談したい
- CAD/CAMブリッジが自分に使えるか知りたい
という方は、あい歯科長堀橋院までご相談ください。
患者様のお口の状態を確認したうえで、保険診療・自費診療を含めた複数の選択肢をわかりやすくご説明します。







































