お知らせ

ブログ

医療業界で大切な『倫理』について

 『歯科衛生士』と医療の上での倫理について
「倫理的に考えること」は、「いま、何をどうするべきか」、「いま、何をするのが最もよいことなのか」、「どのような判断が最も適切なのか」を考えながら行動することであり、多くの人々が日常的に行っていることのことです。
これは、医療現場においても例外ではなく、医療の発展、進歩とともに、医療従事者はさまざまな問題のなかで倫理的判断を迫られます。
日々直面する問題に対して、より適切な行動がとれるよう、いかに判断し、どのように行動するかを考える倫理的考察が必要とされています。
『倫理』とは??
一般的に倫理とは、社会生活において、人として守るべきもののことを言います。
それは、ルールでもあり、規範の原理です。
人間は誰もが人間らしく、幸せに生きたいと願っています。
そして、その欲求を自由に求めるのは生まれながらの権利です。
各人が互いに相手の権利を尊重し、自分の義務を果たすことによって初めて自分の自由、権利も実現します。
そのためには、人間どうしが互いに相手のことを考えて自分を律するルールが必要となります。
人間はルールを守ることによって初めて人間らしく、幸せに生きていくことが出来るようになります。
倫理と価値観
倫理的行為は、その行為が相手にとって本当に良いことかどうか、相手の立場に立って状況を考えたうえで行われます。
ようするに、自分がその立場に立ったとしたらこうしてもらいたいと思うようなことを相手に対しても積極的に行い、また、自分だったらしてほしくないと思うことは相手に対し差し控え、行動してはならないということです。
つまり、相手の置かれた状況をよく理解し、その価値観を判断して行動するということです。
価値観は、生育環境、社会、文化、職業など様々なものの影響を受けて形成されます。
医の倫理と患者の権利とは??
○医師の職業倫理
伝統的な医の倫理として代表されるのが「ヒポクラテスの誓い」です。
ヒポクラテスは紀元前5世紀に生まれたギリシャの医師で、それ以前の呪術的医療を排し、科学的視点に基づく医学を発展させる基礎をつくったといわれ、「医学の父」と称されます。
ヒポクラテスの誓いには、人命を尊重し、患者のための医療を施すこと、患者らの秘密を守る義務などについて述べられています。
紀元前にこのような職業倫理を打ち立てたことは高く評価されています。
この伝統的な医の倫理は1948年にジュネーブで開催された第2回世界医師会総会で採択された「ジュネーブ宣言」にも受け継がれました。
その後、医療を取り巻くさまざまな問題に対処できるように数次の改定を経て、ジュネーブ宣言はその時代の先端医学・医療に見合った現代化したものに至っています。
また、1949年にはジュネーブ宣言を敷衍した「国際医の倫理綱領」が第3回世界医師会総会で採択されました。
○人を対象とする医学研究科の倫理
人を対象とする医学研究の倫理は、第二次世界大戦中、ナチス政権下のドイツで行われた数々の非人道的人体実験に対する反省から生まれた「ニュールンベルグ綱領」に始まります。
ニュールンベルグ綱領には、「人体実験」において遵守されるべき倫理原則が書かれていて、被験者の「自発的同意」を不可欠とし、被験者に知らせるべきことなどを規定しています。
ニュールンベルグ綱領の基本精神を受け継いで、1964年ヘルシンキで開催された第18回世界医師会総会で「ヘルシンキ宣言」が採択され、数次の改定を経て現在に至っています。
人を対象とする医学研究の必要性を認めた上で、遵守されるべき倫理原則と、具体的にさな手続きが定められており、1975年の東京大会では、「インフォームド・コンセント」という言葉が用いられました。
※「インフォームド・コンセント」とは??
説明(informed)に基づく同意(consent)のことをいいます。
これは、人に対して何らかの行為をする際には、
その行為についてあらかじめ説明し、相手からその実施について同意を得ていなければならないということを意味します。
この法的原則は、
医療従事者から検査、治療、投薬などの医療行為の説明を受けた上で自由な意思に基づき、医療行為に「同意」したり、
あるいは「拒否」したりすることができる、という患者の「自己決定権」を意味します。
『インフォームド・コンセント』が成立したと言えるためには、同意能力のある患者に対しわこれから行おうとしている医療について十分な説明を行い、対象者がその説明を十分に理解した上で自発的意思によりその医療に同意する必要があります。
『インフォームド・コンセント』を成立させるためには、
4つの要件を満たす必要があります。
・患者の同意能力
同意能力とは、受けた説明を理解し、その上で医療を受けるかどうかの自己の価値観に照らし合わせて理性的に判断出来る能力のことです。
同意能力があるかどうかは、意識を喪失しているような状態たまは明らかに不可能ですし、患者が未成年者、精神障害者、知的障害者、認知症などの要介護高齢者の場合には判断が難しくなります。
また、医療行為の内容によっても理解力、判断力が異なるので
複数の医療従事者で個別に判断することが必要となります。
患者本人に同意能力がないと判断した場合は家族などへ説明し、同意を得なければなりません。
・患者への十分な説明
患者にその症状をよく説明し、それち応じた検査や治療について、
利点だけでなく予期される望ましくない結果や代替方法についても十分な情報を提供します。
その上で対象者は十分に理解し承諾して誰に強制されることなく自由な意見で検査や治療を選ぶことが出来ます。
患者に説明すべきことは
・患者の病名や症状
・予想される検査や治療についての目的や内容
・特にそれにより予想される結果やそれに伴う危険性
・予想される医療行為以外に方法があるかどうか
・検査や治療を受けないことにより起こりうる結果
です。
・患者による説明の理解
患者が判断し、自己決定を行うためには
医療従事者から受けた説明を理解することが必要です。
しかし、患者の理解力、あるいは理解しようとする姿勢は個々さまざまです。
どの患者に対しても同じように説明するのではなく、その患者が理解できるように説明の仕方を工夫する努力をしなければなりません。
・患者の自発的な同意
患者の同意は、正しく説明を受けたうえで、他者から強制されることなく、患者自身が進んで行うべきものでなければなりません。
○患者の権利
患者の権利に関する宣言は、1981年にリスボンで開催された第34回世界医師会総会で採択された「患者の権利に関するリスボン宣言」があります。
当初は6項目からなっていましたが、現在は修正され8つの権利に3つの項目を加え、11項目からなっています。
「医療」においても
生きていくための『倫理』、『ルール』
があります。
それがあることによって
スムーズな『治療』を行うことが出来ます。
『歯科衛生士』を目指す方は一緒に
医療業界の『倫理』も覚えていくようにしましょうね😊😊

(医歯薬出版株式会社「歯科衛生士概論」参考)

 

 

投稿日:2018年8月30日  カテゴリー:未分類

ページトップ
歯痛・応急処置 いつでも対応可 近隣駐車場どこでも 30分300円負担 24時間ご予約可能 PC予約 24時間ご予約可能 スマホ予約 痛みに弱い方も安心 無痛治療 0歳から診療可 キッズ対応 お気軽にお尋ね下さい 無料相談 初診・急患 随時受付中 駅近 3Wayアクセス お待たせしません 詰め物2日で完成 気軽に歯石取り 30分3,000円 お忙しい方には 短期集中治療