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さまざまな『歯肉炎』について

『歯周病』の分類と原因について
『歯周病』は、
歯周組織に発症する疾患群の総称であり、
その原因、発症の時期、臨床症状などによっていくつかの異なる病態に分類されます。
『歯周病』の分類は、
歯周病学および歯周治療学の発展に伴って絶えず最新のものに改められるべきものであり、
これまでにもいくつかの分類が発表されています。
その分類では、『歯周病』は、
病変が歯肉に限局している歯肉病変、組合組織性付着と固有歯槽骨の破壊が認められる歯周炎、および機能的な修飾因子の影響をうけている咬合性外傷とに大別されています。
歯肉病変について
歯肉病変は、
病変が歯肉に限局している病態の総称であり、
プラーク性歯肉炎、非プラーク性歯肉病変、および歯肉増殖に大別されてます。
○プラーク性歯肉炎
プラーク性歯肉炎では、
辺縁歯肉および歯間部歯肉に発赤わ腫脹を認め、スティップリングが消失しています。
エックス線写真像では、
歯槽骨辺縁に明らかな透過像は認められません。
歯肉溝にはポケット上皮が形成され歯肉ポケットとなります。
さらに、歯肉腫脹が進行すると仮性ポケットが形成されますわ、
歯肉ポケットおよび仮性ポケットでは、歯周炎でみられる歯周ポケットとは異なり、その底部はセメント-エナメル境付近に存在します。
歯肉炎の原因は、20世紀半ばまで解明されていませんでした。
しかし、Loeらの研究によって、その原因が歯の表面に蓄積したプラークであることが初めて明らかにされました。
その研究によると、健康な歯肉を有するボランティア被験者が口腔清掃を止めると、プラークが歯の表面に蓄積し始め、9〜a@日後に歯肉炎の状態が確立しました。
その後、口腔のを再開すると、1週間ほどで歯肉炎の状態が消退しました。
この研究かや、歯肉炎はプラークによって惹起される炎症性疾患であると考えられるようになりました。
その一方、プラーク性歯肉炎には、
ほかの様々な修飾因子によって影響を受けたと考えられる臨床所見を示すことがあり、プラークのみで惹起される単純性歯肉炎とは区別されます。
・プラーク単独性歯肉炎
プラークの付着によって発症する歯肉に限局した炎症です。
プラークが蓄積した歯の辺縁歯肉に発赤、腫脹が認められます。
組織像としては、接合上皮の一部がポケット上皮へと変化し、歯肉組織内に炎症性細胞の浸潤が認められます。
しかしながら、セメント質と歯根膜線維による結合組織性付着部および骨組織への影響は認められません。
プラーク単独性歯肉炎ら、原因であるプラークを適切に除去することで軽減・消退します。
・全身因子関連歯肉炎
プラークの沈着のみならず他の因子によってさらなる影響を受けた状態であり、
炎症の程度では範囲が概してプラーク単独性歯肉炎より大きく、治療が複雑になることがあります。
1、萌出期関連歯肉炎
歯の萌出期には、
歯の萌出に伴い歯冠部とそれを部分的に覆う歯肉の間に盲嚢が形成されやすい。プラークが直接の原因であるが、通常の歯磨きでは盲嚢内のプラークを取り除くことが困難となり、
炎症が増強されます、
萌出が完了すると症状は軽減するが、それまでは注意深いケアが必要となります。
2、月経周期関連歯肉炎
思春期に特有の女性ホルモン分泌のバランスの乱れによって、炎症が一時的に増強された状態の歯肉炎です。
原因であるプラークを減少させることによって症状は消退・軽減します。
重篤な場合はコントロールが難しいこともあります。
通常、成人になってホルモンバランスが回復すると、症状は軽減します。
3、妊娠関連歯肉炎
妊娠期に特有の女性ホルモンのバランスの変化によって、プラーク蓄積に起因する炎症が一時的に増強された状態です。
女性ホルモンが増加した環境を好む歯周病原細菌が存在することも知られています。
プラークコントロールによって症状は消退・軽減しますが、発症するとコントロールが難しいことがあります。
通常、出産を終えてホルモンバランスが回復すると、症状は軽減します。
4、糖尿病関連歯肉炎
糖尿病患者では、体内で産生される糖の最終代謝産物の増加によって歯肉が易感染性に陥りわまた組織における炎症性サイトカイン産生が亢進されていることから、歯肉の炎症が増強されやすく、多発性の歯周膿瘍の出現を伴うこともあります。
5、白血病関連歯肉炎
白血病は造血機能に異常をきたした悪性腫瘍性疾患であり、
その初発症状が歯肉からの止血困難な出血として現れることがあります。
そのあめ、歯科治療の際は、出血に十分注意して診査を行い、専門医への紹介わ含めた適切な対応を行う必要があります。
・栄養障害関連歯肉炎
栄養障害が歯周組織の恒常性維持に影響を及ぼすことがその歯肉炎発現のメカニズムと考えられています。
ビタミンC(アスコルビン酸)欠乏症である壊血病の口腔内所見として、出血性の歯肉炎が現れることがあります。
壊血病は、過去にみられた疾患であり、現在ではまれな疾患です。
○非プラーク性歯肉病変
非プラーク性歯肉病変は、プラーク中の細菌以外の感染による歯肉病変、粘膜皮膚病変、アレルギー反応、外傷性病変に分類されます。
・プラーク中の細菌以外の感染による歯肉病変
特殊な細菌、ウイルス、真菌の感染によるものが知られています。
・粘膜皮膚病変
一部の自己免疫疾患で歯肉病変を呈することがあります。
その1つである慢性剥離性歯肉炎では、歯肉の発赤、水疱形成に続き、歯肉上皮の剥離・脱落の症状が慢性的にみられます。
剥離・脱落直後は、擦過痛や刺激性食物などにより灼熱感を訴えることもあります。
更年期の女性に多く見られます。
原因は明らかにされていませんが、
ホルモンバランスの関係など宿主側要因の関与が考えられます。
・アレルギー性歯肉病変
アレルギー反応としては、金属、レジンなどの修復物や補綴装置の辺縁にアレルギー性の歯肉炎がみられることがあります。
しかし、辺縁にプラークの蓄積を伴っていることが多く、直接原因としては小さくなります。
・外傷性病変
薬物などによる科学的な刺激、歯ブラシの不適切な使用などによる物理的な刺激、あるいは飲食物などの温度刺激による歯肉部はの創傷に由来する炎症であり、一過性です。
○歯肉増殖
歯肉増殖には、薬物性歯肉増殖症と歯肉線維腫症とがあります。
・薬物性歯肉増殖症
特定の薬剤を常用している患者によくみられ、
歯肉の著しい増強とそれに伴う仮性ポケットの形成を特徴としますを
直接の原因はプラークですが、服用している薬剤が歯肉の線維芽細胞に作用して歯肉増殖が亢進するとされています。
歯肉増殖を惹起する薬剤としては、抗てんかん薬であるフェニトイン、降圧薬であるニフェジピン、そして免疫抑制薬であるシクロスポリンが知られています。
増殖性歯肉炎では、
プラークを適切にコントロールすることによって症状は軽減しますがわ
発症するとコントロールが難しく、また治療によって消失したとしても、再発することもあります。
担当医師との対診により、服用している薬を中止あるいは変更することによって、軽減することもあります。
・歯肉線維腫症
歯列全体に高度に線維化した歯肉の増殖が認められるまれな疾患であり、
遺伝性疾患と考えられる遺伝性歯肉線維腫症と、原因不明の突発性歯肉線維腫症があります。
『歯肉炎』といっても
これ以上の種類があります。
遺伝性でなるものや、
まれなもの、
女性がなりやすいものから
誰でもなりやすいもの。
少しでも気になる場合は
早めに歯医者さんで診断してもらうようにしましょうね😊😊

(医歯薬出版株式会社「歯周病学 第2版」参考

投稿日:2018年9月24日  カテゴリー:未分類

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